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「What’s Isogai dynamic therapy」早稲田大学による礒谷式力学療法の研究論文の紹介

〇〇大学の研究・実験

研究課題名 「身体骨格の歪みの矯正が運動機能と精神的健康度に及ぼす効果」

研究代表者 早稲田大学 人間科学学術院教授 鈴木秀次

この記事は、上記の研究論文を紹介するものです。

礒谷式力学療法総本部
骨盤・背骨の歪みを正す股関節矯正。O脚やヘルニアの痛みの緩和なら|礒谷式力学療法総本部

「研究成果の概要」

今回ご紹介する研究は、西洋医学と東洋医学の医療技術を習得した施術者が、骨格・骨盤の歪みを矯正したときの成果を統合科学の視座から解明し、礒谷式力学療法という約80年の歴史を持つ、現在でも全国で施術がおこなわれている治療法を検証した結果と、さらに医療費削減の一助となる知識を提供することを目的としたものになります。

東洋医学の立場から、

礒谷式力学療法の効果の検証を行ないました。

被験者には若年者を対象に骨格矯正術を行なったところ、腰椎前彎角において施術後に有意な増加が確認され、立位時における膝伸筋及び背筋の過緊張を取り除き、疲労しにくくなると確認したのです。

「研究開始当初の背景」

西洋医学は主に病因-症状の因果関係に基づく病巣を標的とする治療技術といえます。

これは「原因-結果」分析に基づく科学的手法であり有効ではあるものの、それだけでは症状が改善しない疾患もあり、患者様が病院を転々と巡り歩き、最後に東洋医学などの代替医療の施術によって症状が軽減する例も数多く見られます。

それらにはストレスなど精神性の病態が複合的に表出している場合も多く、代替医療が、症状を病巣(病因)との関係で捉える以前に、まず精神も含めた人間全体の機能の乱れ(偏り)と考え、原因をシステム全体の整合性に求めるところにあるため、多くの軽減例が見られるものだと考えられるのです。

しかし、西洋医学が疾患の検査による数値化と、その数値の正常化という明確な指標を有しているのに対し、代替医療では心身の整合性(時にバランスと表現される)に関する目安や指標は無いため、施術として確率していないともいうことができるでしょう。

それでも身体(例えば姿勢)と精神の間には多くの関連があるということは、一般的な体感や実感としても広く認識されているはずで、もちろん座禅による瞑想や太極拳、気功や身体的なトレーニングなど数千年の経験が示唆しているはずです。
研究代表者らは、身体の動きづくりの理想的トレーニング法と考えられる初動負荷理論を長年研究してきましたが、最近、太極拳がその延長上にあり、さらにそれが精神の変革にも関与するということを経験したそうです。
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これは「身体の動的変化に伴う精神活動変容のバイオメカニクス研究」として別途発展させつつありますが、一方で「身体の骨格・姿勢の変化」が身体の動きと精神に影響を及ぼす臨床例もあるそうです。

そこで、この研究は後者について、代表的な施術方法として理学療法(西洋医学)と礒谷式力学療法(東洋医学)を選定し、骨格矯正による身体および精神の変化を検討しました。

このブログでは東洋医学の代表例として、礒谷式力学療法に着目しています。

「礒谷療法」

礒谷式力学療法では股関節の角度の違いによる左右の脚の長さの違いが、身体に影響を及ぼすことが様々な病気を引き起こす原因になると考えています。

従って、礒谷式力学療法の目的は、股関節の捻じれを矯正して左右の脚の長さを揃えることによって、骨格系の正常な生理機能を導くのです。

これにより、身体のバランスが再び保たれ、様々な症状の予防にもなると考えられています。

礒谷療法は約80年に及ぶ施術の歴史を通して、数多くの患者様の股関節の矯正による身体への影響について臨床例を積み重ねてきました。しかしながら、その施術効果に関する科学的な検証作業は未だ不十分でもあります。

この研究では、礒谷式力学療法による股関節・骨盤矯正に対する施術効果を、科学的な手法を用いて検証しました。

「研究の方法」

健康な成人男性18名が被験者として参加し、Aグループ(9名)とBグループ(9名)に分けました。

施術前にSpinal Mouseを用いてA,Bグループの胸椎後彎角と腰椎前彎角を計測しました。Aグループは、礒谷式力学療法実践歴12.5年の礒谷式力学療法正師範により、
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4種類の施術方法
股関節矯正(a)
骨盤矯正(b)
脊椎矯正(c)
スクワット運動矯正(d)が施されました。

Bグループは、Borman et.alが2011年にPhysiotherapy theory and practiceにて発表した座位ストレッチングと立位ストレッチングを研究者指導の元で行ないました。

それぞれの施術後、A,Bグループの胸椎後彎角と腰痛前彎角を再び測定しました。

測定は各3回で、その平均値を解析対象としました。二元配置分散分析(群×時間)を用いて、効果と交互作用を検定しました。有意な交互作用が認められた場合、t検定を用いてグループ間の比較を行い、対応のあるt検定を用いて時間比較を行ないました。全ての検定レベルにおけるαレベルは0.05としました。
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「研究成果」

礒谷療法を施術したAグループは、腰椎前彎角が施術後 21.2±5.9度から25.1±6.9度と有意的に増加しました。

一方、ストレッチングを行なったBグループでは、腰椎前彎角の有意差は見られませんでした。

腰椎前彎角増大の効果とは、

立位時における膝関節伸筋群および背部筋群の過緊張が取り除かれることで、筋肉の慢性的な疲労が改善されると考えられます。

礒谷療法の施術効果は特殊な用具などを着用せずに得られるため、若年者はもちろん高齢者にも有用であると期待されます。

つまり、日常的な生活動作、お勉強やお仕事疲れなどの疲労回復、高齢者の日常生活の活発化や質の向上などが十分に考えられることから、礒谷式力学療法は施術を受けた方の健康面及び精神面の改善効果を発揮すると期待することができるのです。

もちろん、他にも様々な効果がありますので、これからもこちらのブログでご紹介していきたいと思います。

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