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「デジタルトランスフォーメーションで成果を上げる」BCGのレポート

ビジネス
この記事は、BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)の下記記事を短くまとめたものです。
Which Sectors Perform Best in Digital Transformation?
We explore why some sectors and segments have higher success rates than others.
さまざまな業界で成功を収めるためにデジタルトランスフォーメーションがおこなわれています。さて、その取り組みと方法とは?

BCGの調査によれば、取り組みの70%は目的を達成できていないそうです。

デジタルトランスフォーメーションの成功によって得られる企業成長率は1.8~2倍、それ以上という例もありますが、もちろん失敗によるデメリットもあります。

BCGは、世界中の895社のデジタルトランスフォーメーションを調査しました。

そのすべての経営幹部に、デジタルトランスフォーメーションを1〜10で評価するよう依頼したのです。

評価基準は、企業の目標達成度、得られた価値、期限内に目標が達成された割合、他の変革との比較、および相対的な持続可能変化を指標としました。

調査によれば、わずか30%の企業のみが目標を上回っており、変化をもたらしていることがわかりました。

勝ち・心配・悲惨ゾーン

30%の企業は「勝ちゾーン」にあって、44%は「心配ゾーン」です。

「心配ゾーン」の企業は、変化により価値は発生しましたが、目標は達成できず、限定的な変化というものでした。

残りの26%は「悲惨ゾーン」で、目標達成の50%未満という状況にあります。
企業のパフォーマンスが、成功の確率を実質的に決定していることもわかりました。
次に、幅広いセクター (金融サービスや工業製品など) と、狭いセクター(小口金融業や自動車など) による成功率の違いを調べました。

セクター間での成功率にはばらつきがあり、ほとんどが「心配ゾーン」に入りました。

バイオテクノロジー、製薬、石油、ガス、生命保険など、いくつかの業界は平均して「悲惨ゾーン」でした。

デジタルトランスフォーメーションの成功率において、明確な「勝ちゾーン」に位置する業界は実際にはなかったということです。

そして、デジタルの成熟度とデジタルトランスフォーメーションの成功の間には、ある程度の相関関係があることもわかりました。

セクター全体の3グループ

テクノロジー、電気通信、金融サービスは、デジタル化が最も成熟したセクターであり、変革でも成功する傾向があります。

消費者部門と工業製品部門で構成されるグループは、平均してデジタル成熟度が低いですが、消費者部門は依然として平均以上の成功確率を持っています。(UberやAirbnbなど)

最後に、ヘルスケア、保険、エネルギー、公共部門は、平均してデジタル成熟度が最も低いカテゴリーであり、それに応じてデジタル変革の成功率も低くなります。

一般的にエネルギー系の企業は、

情報通信技術よりもエンジニアリング技術に重点を置いているようです。

同様に公共系の企業は、スピーディな企画設計の経験などが少ないため、最新の技術などが、かえって足かせになることがよくあります。

医療と保険業は、事業を行う複雑な規制環境によって、デジタルトランスフォーメーションを妨げられる可能性があります。
分析結果から認識できるのは、セクターや、企業・組織によって違いはあるものの、すべてのカテゴリにおいてデジタルトランスフォーメーションが成功している企業が存在する以上は、あらゆるデジタルトランスフォーメーションに対しての壁を乗り越えることができるという可能性を示しているということです。

BCGは、デジタルトランスフォーメーションの成功に不可欠な6つの要素を提示しています。

デジタルトランスフォーメーションの成功に不可欠な6つの要素

①明確な目標と統合的戦略

統合的戦略に対しての取り組みは、具体的、定量化されたビジネス成果に結びつく理由、内容、方法を説明します。

②中間管理職を通じたCEOからのリーダーシップのコミットメント

見過ごされがちな中間管理職の説明責任など、高いリーダーシップの関与と連携を持ちます。

③ハイキャリバータレントの展開

ハイキャリバータレントとは、「優秀な人材」という意味です。経営陣は、変革プログラムを推進するための有能なリソースを特定し、それを取り扱っていきます。

④アジャイル・ガバナンスの考え方

リーダーは障害に迅速に対処、変化に適応をして、より広く機能横断的なミッション指向の学習行動を推進します。より大きい目標を見失うことなく、個々の課題に対処します。

⑤成果に向けた進捗のモニタリング

プロセスと結果に関する明確な指標と目標を確立し、十分なデータと品質を確保します。

⑥ビジネス主導のモジュラー、テクノロジーとデータ、プラットフォーム

自由自在で安全なパフォーマンス、迅速な変化、繋ぎ目のない共存共栄システムを可能にするビジネス のニーズに基づいて、目的に適合した最新の技術と構造を導入します。

6つの要素に取り組むにあたり、企業は2つの条件を満たす必要があります。

まず経営陣は、計画、準備、実行において、それぞれが適切に対処されていることを確認する必要があります。

「心配ゾーン」と「悲惨ゾーン」の企業も、これに取り組んではいますが、各要因に十分に対処していません。

各要素に十分な注意を払った企業は、最終的には「勝利ゾーン」に入ったのです。

次に、6つの要因すべてに対処することが重要です。なぜなら、6つのうち3つか4つだけに対処をした会社は失敗したからです。

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