エニシダ(金雀枝)は、3月30日の誕生花です。
花言葉は、「清楚」となっています。

マメ科の低木であるエニシダ
の洋名はbroom(ほうき)で、厳しい環境下でも強く、よく育つそうです。
多くは観賞用として栽培されるようですが、鉱山や荒れ地の埋め立てや、砂丘の安定化にも使用されているとのことです。
その他にもカナリア諸島原産のtagasaste(タガサステ)、シチサス・プロリフェラスは、オーストラリアやニュージーランドなどで飼料作物として栽培されているそうです。

染色者のほうき?
ヒトツバエニダケ(ジェニスタティンクトリア)は、染色者のグリーンウィード、染色者のグリーンウッドとして知られています。
ラテン語でジェニスタ(genista)は、ほうきという意味でティンクトリア(tinctoria)は染料となります。
この種は黄色い染料として英国の一部で19世紀初頭に栽培されました。
ミョウバンによって媒染した羊毛の生地をヒトツバエニダケで黄色に染色したのち、青色の染料(ホソバタイセイ、インディゴ)に浸されてケンダルグリーンとなるのだそうです。

食用としてのエニシダ
エニシダのつぼみと花は、生食や漬物、サラダとして使用されていた歴史があり、17から18世紀かけてサラマガンディ(多くのサラダプレート)で人気の食材だったようです。しかし現在では、心臓への影響や、妊娠中の毒性が懸念されているそうです。

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